ユキワリイチゲ ~スプリングエフェメラル~

3月末から4月にかけての林床は早春の草花に覆われています。

その中にはスプリングエフェメラル(春のはかなきものたち、春の妖精)と呼ばれている草花も少なからず姿をみせます。

ユキワリイチゲもその仲間です。草丈はわずか10センチ足らず。

葉はミツバの形に似ていますが、葉の裏は紫がかっており、花も紫がかった白色で8~12枚の花びら(正確にはがく片)があります。

このユキワリイチゲは残念ながら高野山では見ることができません。

初めてユキワリイチゲを見つけた場所は山上より少し下がった沢筋で、岩の間から数枚の葉を出していました。

その年は花を見ることができませんでしたが、翌年願いが叶い一輪の花をつけているのを撮影することができました。

数年後、高野山麓の某所で山菜を採っていたところ、竹林でユキワリイチゲの大群落をみることができました。

地元の人に話を聞くと、ニリンソウは名前も知っているが、ユキワリイチゲはさくらのような花を咲かせる雑草としか認識されていませんでした。

ところ変われば見方も変わるのですね。