ラショウモンカズラ

シソ科の植物。和歌山県では珍しく絶滅危惧種Ⅱ類(絶滅の危機が増大している種類)に分類されています。
高野山では、湿った人工林内で見ることができますが、そんなに多くはありません。
花は、シソ科の仲間では大型で林内ではよく目立ちます。可憐な花を咲かせていますが、見た目に似合わず強そうな名前。
由来は平安時代の武将渡辺 綱(わたなべのつな)が羅生門の門前で切りおとした鬼女の腕に花の形が似ていることからこの名前がついたと言われています。
今、全国の森林では、シカの増加に伴い多くの植物が減少傾向にあります。高野山もその例外ではなくシカが嫌いな植物のみが繁茂しているという状況です。
一見緑豊かな森林に見えても貧相な植物相、いや生物相になって来ているのが現状なのです。