秋の草花 アケボノソウ

   早秋に入ると、目にするのが心待ちになってきます。 星形の可愛らしい花をつけるアケボノソウ。
   背丈は50cmほどとそれなりに大きいですが、2年草のため1年目はあまり存在感がなく、
   花がついて初めてここにいたのね、と思います。
   リンドウ科センブリ属、白い花冠が夜明け前の空を、黒い斑点が夜明け前に輝く星々、
   黄緑の蜜線が夜明け前の東の空に輝く「明けの明星」に見立てられているという、
   なんともロマンチックな名前の由来。
   蜜線は甘い蜜が出ているようで、アリやハチなどの昆虫が集まっているのをよく見かけます。
   花冠の裂片は5枚が通常のようですが、よく見ると4枚や6枚のものもあり、
   個体によってさまざまなようです。
   最近では、シカの食害によって減少したり、小さくなっているものもあり、見つけると
   嬉しくなります。
   食害による生育の影響か、黒い斑点のないものも見かけました。それはそれで可愛らしいですが、
   やはり普通のアケボノソウと見比べるとちょっと物足りないです。
   いつまでも秋の草花として楽しませてほしいものです。