6. 高野山コウヤマキ植物群落保護林ルート

 全国的に珍しいコウヤマキの純林を守るため、国有林内に設けられた保護地域をめぐる自然と触れ合う道。コウヤマキが林立する様は圧巻。渓流沿いや林内、尾根筋と変化に富んだウォーキングが楽しめる。不動坂ルートと組み合わせた利用も可能。

高野山を代表する植物、コウヤマキ。高野山では、寺院建築の用途以外に伐採してはならないとして高野六木(スギ・ヒノキ・アカマツ・モミ・ツガ・コウヤマキ)を定め、手厚く保護した。こうして大正時代から保護育成されてきたコウヤマキの群落が現在荘厳な雰囲気を醸し出す森林へと成長している。このエリアは高野六木を中心とした高齢の針葉樹天然林と人工林が高野山特有の自然環境を作り出している。樹高の高い樹々の下、コウヤマキを主体とする深い森林の雰囲気を存分に楽しめるコース。途中からは不動坂ルートと合流する。